やまがた有機農業の匠認定者一覧
【 村山地方 】
森谷 茂伸
【 置賜地方 】
森谷 茂伸 さん(天童市)
栽培品目
米
有機農業取組年数:43年
有機農業の作付面積:525a
加入有機農業関連団体
(有)ファーム・イン・ビレッジ
連絡先 村山農業技術普及課
( 023-621-8279 )
渡部 陽一 さん(新庄市)
栽培品目
米
有機農業取組年数:22年
有機農業の作付面積:371a
加入有機農業関連団体
最上地域有機農業推進協議会
連絡先 最上農業技術普及課
( 0233-29-1325 )
小関 恭弘 さん(米沢市)
栽培品目
米
大豆
夏野菜
加工品
有機農業技術の特徴
・早期湛水3回代掻き
・稲麦大豆2年3作(一部圃場)
有機農業取組年数:26年
有機農業の作付面積:400a
加入有機農業関連団体
米沢地域有機農業推進協議会
おきたま自然農業研究会
NPO法人民間稲作研究所
NPO法人日本有機農業研究会
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
渡沢 賢一 さん(南陽市)
栽培品目
米
さといも
にんじん
有機農業技術の特徴
・自家製作ボカシ肥料使用
・米ぬか、くず大豆等による抑草
・紙マルチ、チェーン等による機械的除草
有機農業取組年数:44年
有機農業の作付面積:800a
加入有機農業関連団体
農事組合法人山形おきたま産直センター
南陽市有機農業推進協議会
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
竹田 久一 さん(南陽市)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・チェーン除草など
有機農業取組年数:34年
有機農業の作付面積:160a
加入有機農業関連団体
農事組合法人山形おきたま産直センター
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
黒澤 信彦 さん(南陽市)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・紙マルチ使用
有機農業取組年数:13年
有機農業の作付面積:84a
加入有機農業関連団体
株式会社黒澤ファーム
おりはた環境保全協議会
一般社団法人民間稲作研究所認証センター
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
遠藤 五一 さん(高畠町)
栽培品目
米
ぶどう
有機農業技術の特徴
美味しく、売れる米づくり
有機農業取組年数:35年
加入有機農業関連団体
上和田有機米生産組合
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
小林 亮 さん(高畠町)
栽培品目
米
えだまめ
野菜
有機農業技術の特徴
地場産土壌改良材「タフライト」による土壌改良を主体に、
優良微生物、有機肥料の効率的活用
有機農業取組年数:50年
有機農業の作付面積:435a
加入有機農業関連団体
株式会社おきたま興農舎
高畠町有機農業推進協議会
連絡先 置賜農業技術普及課( 0238-57-3411 )
渡部 宗雄 さん(高畠町)
栽培品目
米
ぶどう
野菜
有機農業技術の特徴
原料指定のオリジナル肥料を基に、命の糧として躰に良い食べ物を作る事と、永続可能な農業を次代につなぐ
有機農業取組年数:37年
有機農業の作付面積:540a
加入有機農業関連団体
上和田有機米生産組合
高畠町有機農業推進協議会
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
髙橋 健次 さん(川西町)
栽培品目
米
大豆
有機農業技術の特徴
・合鴨農法
有機農業取組年数:33年
有機農業の作付面積:152.9a
加入有機農業関連団体
川西自然農法グループ
おきたま自然農業研究会
MOA自然農法文化事業団
MOA自然農法山形県連合会
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
村岡 謙二 さん(川西町)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・合鴨農法
有機農業取組年数:34年
有機農業の作付面積:243.5a
加入有機農業関連団体
たまちゃんクラブ
おきたま自然農業研究会
全国合鴨水稲会
連絡先 置賜農業技術普及課
( 0238-57-3411 )
志藤 正一 さん(鶴岡市)
栽培品目
米
えだまめ
有機農業技術の特徴
自然農業の考え方に従って作物を育てる
(土着微生物を活用した土つくり、ぼかし肥料つくり、作物の生理に従って肥培管理、生命力を充分発揮させる)
有機農業取組年数:32年
有機農業の作付面積:413.7a
加入有機農業関連団体
山形県有機農業者協議会
鶴岡市有機農業推進協議会
農事組合法人庄内協同ファーム
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
小野寺 喜作 さん(鶴岡市)
栽培品目
米
えだまめ
有機農業技術の特徴
・紙マルチ田植機利用
・ぼかし堆肥づくり
・中耕
有機農業取組年数:21年
有機農業の作付面積:510a
加入有機農業関連団体
山形県有機農業者協議会
鶴岡市有機農業推進協議会
農事組合法人庄内協同ファーム
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
相馬 一廣 さん(鶴岡市)
栽培品目
米
有機農業取組年数:44年
有機農業の作付面積:60a
加入有機農業関連団体
山形県有機農業者協議会
日本有機農業研究会
有限会社月山パイロットファーム
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
石川 正志 さん(酒田市)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・機械除草機による管理
有機農業取組年数:17年
有機農業の作付面積:581.5a
加入有機農業関連団体
酒田地区有機農業研究会
連絡先 酒田農業技術普及課
( 0234-22-6521 )
菅原 孝明 さん(三川町)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・真鴨農法
・除草機(ブラシローラ・チェーン除草等)
有機農業取組年数:21年
有機農業の作付面積:230a
加入有機農業関連団体
三川地域有機農業推進協議会
農事組合法人庄内協同ファーム
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
菅原 誠 さん(三川町)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・鴨
・除草機(ブラシローラ・チェーン除草)
・手取り除草
有機農業取組年数:22年
有機農業の作付面積:480a
加入有機農業関連団体
三川地域有機農業推進協議会
三川町有機米栽培者協議会
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
今野 裕之 さん(庄内町)
栽培品目
米
有機農業技術の特徴
・合鴨農法
・除草機
(以前は紙マルチも行っていた)
有機農業取組年数:25年
有機農業の作付面積:255.1a
加入有機農業関連団体
農事組合法人庄内協同ファーム
連絡先 庄内農業技術普及課
( 0235-64-2103 )
「やまがた有機農業の匠」
認定制度について
1)目的
有機農業を実践する熟練農業者を「やまがた有機農業の匠」として認定し、地域の有機農業を先導する指導的な農業者として、これまで培ってきた知識、経験、技術を活かし、新たに有機農業に取り組む農業者に対してきめ細かな指導や助言を行うことで、安心して有機農業に取り組むことができるサポート体制を構築する。
2)役割
(1)有機農業の技術や経営等の指導、助言
(2)地域で開催する研修会等の講師
(3)新たに有機農業に取り組む農業者の研修の受入れ
(4)県が進める有機農業施策への協力 等
3)認定要件
(1)概ね10年以上有機農産物を生産し、販売実績を有する農業者
(2)有機JASの認定を受けている農業者
(3)地域の中核的な有機農業実践者であり、地域で取組みが認知され評価を得ている農業者
(4)新たに有機農業に取り組む農業者へ指導的役割を果たすことができる農業者
匠の声
石井 昭一 さん(新庄市)
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これからは、有機農産物を食べる間口やハードルが下がるようにしていきたいと思っております。例えば、「亀の尾」という米も作っていますが、販売する際には親しみやすいパッケージやネーミングを心掛けています。漫画を作成し配布したりもしています。また、ネット等でのブランド名を自分の名字とかけて「おいしいファーム」と名付けたりもしています。
先日行われた「日本『酒』女子大学」というイベントで、山田錦と亀の尾を食べ比べする企画があったのですが、そこでも私の亀の尾を使用していただきました。まず日本酒のお米についての物語に関心をもってもらい、購入してみたら原料が「有機米」で、環境にも配慮した栽培であることを分かってもらえればいいと思っています。
年に一度、山形県有機農業者協議会で主催している「オーガニックフェスタ」も、消費者に親しみをもってもらう仕掛けとしてとても大事なものです。
今後ともいろんな角度から、皆様に有機農産物をアプローチしていければと思っております。
渡沢 賢一 さん(南陽市)
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有機農業を始めたのは40年前ですが、時を経て「有機農業の推進に関する法律(平成18年制定)」により有機農業の推進が法律で位置付けられました。そして今般、「やまがた有機農業の匠」認定制度が創設されたのは感慨深いものがあります。
作る人・食べる人、双方のことを考え先輩達が有機農業を始めました。その地域で作ったものをその地域で食べて、健康に暮らすことが大切であり、子どもたちにもそのおいしさを知ってもらうため、学校給食の食材として有機農産物を使ってもらえればと思っています。有機農業は生産者、食べてくれる人、支えてくれる関係者の3者が協力してやっていかなくてはいけません。これからも先輩たちから受け継いできた技術や思いを伝承していきたいと思います。
志藤 正一 さん(鶴岡市)
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「やまがた有機農業の匠」、この名前に恥じないように担い手を育てる環境つくりに尽力していきたいです。
山形県有機農業者協議会が結成されて10年になります。安心でおいしい農産物を作ること、そして仲間を増やす活動を続け、最終的にはすべての市町村に有機農業の推進協議会を作ることが目標です。しかしこれまで取り組んできて、結果的には思うように仲間が増えていかないのも現実です。
ヨーロッパの国々では農業全体の7~15%で有機農業が行われていますが、日本では0.5%です。日本における有機農業は特定の人が生産して、それを特定の人が食べていると思われがちな面があります。これを打開していくためには、広くいろいろな人たちに情報発信して理解を深めてもらう活動が必要です。例えば、学校給食に有機農産物を取り入れてもらうこともインパクトのある活動だと思います。
有機農産物は特別なものではなく、それを食べるのが当たり前になって、有機農業に取り組みやすい雰囲気が広く浸透していくよう力を入れていかなければならないと思います。